「でこぼこ(叢生)」とは、歯並びがガタガタの状態を指します。顎が小さいため歯が生えるスペースが少なく、歯列が前後に不揃いであるのが特徴です。八重歯もでこぼこ(叢生)に分類されます。
見た目が気になるだけではなく、歯が重なっているところが磨きづらいため、虫歯や歯周病になりやすい点が挙げられます。
幼少期に顎の発達が不十分であることが多いです。顎が小さいのに歯が大きいなどアンバランスが原因の場合もあります。乳歯は問題なく生えていても、一般的に永久歯の方が乳歯より大きいため、歯が生えるスペースが足りず成長の過程ででこぼこ(叢生)となる人もいます。さらに、虫歯や外傷によって生え変わりの時期より早く乳歯を失うと、他の歯が隙間をふさいでしまいでこぼこ(叢生)となる可能性が上がります。
でこぼこ(叢生)は、インビザラインの適応となります。でこぼこ(叢生)の程度にもよりますが、「抜歯の必要性」「歯の移動距離の大きさ」などが適応を決めるポイントとなります。特に、抜歯が必要なでこぼこ(叢生)は、インビザラインが苦手とする平行移動の距離が長くなるため、慎重に適応を見極める必要があります。
| 治療期間 | 約2年 |
|---|---|
| 治療内容 | マウスピース矯正インビザラインによる小臼歯抜歯治療。不揃いな歯並び(叢生)を抜歯治療で改善させました。 |
| 費用 | 約90万円 |
| 副作用・リスク | 痛み、虫歯、歯周病 計画通りに進めるために、アライナー(マウスピース)の装着時間を確保する必要がある。 |
| 年齢性別所在 | 18歳女性、東京都 |
でこぼこ(叢生)の方は、舌で歯を押すような舌癖や爪を噛む癖をお持ちの場合もあります。そのため、インビザラインのようなマウスピース矯正によって、舌癖や爪を噛む癖を直すような意識も必要です。
でこぼこ(叢生)の場合は、症例によって治療適応が大きく違うため、抜歯の必要性や治療方法をしっかりと話し合える歯科クリニックがおすすめでしょう。