インビザライン矯正では、「歯磨き」「デンタルフロス」をしてから再装着するのが大切です。しかし、外出先では歯磨きが難しい場合もあるでしょう。今回は、インビザラインを再装着時に、歯磨きができないケースの解決方法をご紹介します。
歯磨きができないときは、しっかりと口をゆすいでから、アライナー(マウスピース)を再装着するようにしましょう。水でも良いですが、マウスウォッシュの方がおすすめです。しかし、マウスウォッシュでは、プラーク(歯垢)を落とす効果は乏しいため、虫歯や歯周病には注意が必要です。
つまようじなどを持ち歩くようにして、見える汚れだけでも取り除くようにしましょう。さらに余裕があれば、フロスや歯間ブラシで歯と歯の間のケアができると、より効果的でしょう。
歯磨きシートは、お水や洗面台が無くても歯の表面をきれいにできるシートのことです。指に歯磨きシートを巻き付けて、歯の表面を軽くこするように使用します。歯磨きシートであれば、人目につかない場所で短時間にケアを済ませられるでしょう。
インビザライン矯正は、最初に精密な歯形を採り、全てのマウスピースを作製します。歯に密着するようにアライナー(マウスピース)を作製するため、食べかすがあると期待した効果が得られないことがあります。
歯磨きや口腔ケアをせずにアライナー(マウスピース)を再装着すると、歯に汚れが密着するため不衛生となります。また、アライナー(マウスピース)の着色や汚れが付くと、歯磨きをこまめにしていても、汚いアライナー(マウスピース)を1日22時間以上装着しなければなりません。
万が一、虫歯になってしまったときは、虫歯治療が優先となります。大きな虫歯の場合は、詰め物も大きくなるため、歯の形が変わることもあります。もし、マウスピースが合わなくなってしまうと、再度時間をかけて新しいマウスピースを作製する必要がでてきてしまいます。
歯磨きや口腔ケアをせずにアライナー(マウスピース)を装着していると、歯と歯の間の食べかすやアライナー(マウスピース)の汚れが口臭の原因となります。口臭を避けるためにも、歯と歯の間の食べかすを取り除いてから、アライナー(マウスピース)を再装着するようにしましょう。
外出先での歯磨きが難しい場合がありますが、特に学校では学生特有の事情があります。例えば、「誰も歯磨きをしてないから、自分だけ歯磨きをしていると周囲の視線が気になる」「先輩が洗面台を陣取っている」「休み時間が短くて歯磨きできない」などが考えられます。歯磨きをするのが1番良いですが、もし難しい場合はマウスウォッシュや歯磨きシートなどを上手く活用しましょう。