「すきっ歯(空隙歯列)」とは、歯と歯の間に隙間が空いている歯列を指します。全体的に隙間が空いている場合と、前歯のみ隙間が空いている場合があります。
特に、前歯の中心に隙間がある場合は、「正中理解」と呼びます。歯が生え変わる時期は埋まっていく可能性がありますが、永久歯が生えそろっても隙間があるときは、治療を検討しても良いでしょう。
生まれつき歯が欠損している人や、矮小歯(小さい歯)がある人はすきっ歯(空隙歯列)になりやすいと言われています。さらに、顎と歯の大きさが会っていないときや、生まれつき舌が大きくて常に歯を押し付けているときもすきっ歯(空隙歯列)を生じます。また、上唇の裏にある上唇小帯が歯の間まで伸びている人は、正中理解になりやすい傾向です。
すきっ歯(空隙歯列)は、インビザラインの適応となります。特に、その他の歯列の問題を抱えていない場合は、良い適応となるでしょう。重症のすきっ歯(空隙歯列)の場合は、ワイヤー固定と併用する方法もあります。


| 治療期間 | 10カ月 |
|---|---|
| 治療内容 | Non Ext(抜歯なし)、クリアティブラケット(目立たないワイヤー矯正) |
| 費用 | 93万5千円 |
| 副作用・リスク | 痛み、虫歯、歯周病 計画通りに進めるために、アライナー(マウスピース)の装着時間を確保する必要がある。 |
| 年齢性別所在 | 16歳女性、香川 |
歯の移動距離が大きくなると、ワイヤー矯正との併用が必要なケースがあります。成長期にすきっ歯(空隙歯列)の間隔が広がる前に治療を開始できると、治療の負担を軽減できるときもあります。すきっ歯(空隙歯列)の人は、歯が生え変わるときに矯正治療の相談ができるクリニックを選ぶと良いでしょう。頬杖や指しゃぶりなどもすきっ歯(空隙歯列)の原因となるため、生活習慣の改善も必要です。